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和歌山城エリアの5寺社で御朱印巡り 紀州てまりモチーフの限定印用意

(左から)刺田比古神社の岡本和宜禰宜(ねぎ)、恵運寺の山本寿法住職、了法寺の小林慈幸副住職、多賀神社の大岩千紗権禰宜(ごんねぎ)

(左から)刺田比古神社の岡本和宜禰宜(ねぎ)、恵運寺の山本寿法住職、了法寺の小林慈幸副住職、多賀神社の大岩千紗権禰宜(ごんねぎ)

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 和歌山市内5カ所にある寺社で組織する「 紀州神仏霊場あさも和(わ)」 が11月1日、「紀州神仏霊場御朱印巡り」を始める。

5種類を集めると「まり」型になる「紀州てまり」をモチーフにした特別限定御朱印

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 同団体は7月8日、御朱印の授与所を起点として、和歌山市に点在する観光資源を結ぼうと発足。恵運寺(和歌山市吹上)の山本寿法住職の声かけで、護国神社(一番丁)、刺田比古神社(片岡町)、多賀神社(十番丁)、了法寺(坂田)の5寺社が参加する。霊場の名称は、紀州にかかる枕ことば「あさもよし」と和歌山の「和」を組み合わせて名付けた。

 御朱印巡りは、市内に点在する神社仏閣を「御朱印」でつなぐ試み。各授与所では「紀州てまり」をモチーフにした特別な御朱印を頒布する。志納料は1体1,600円。全5種類を集めると「物事が丸く収まるように」「子孫繁栄」と願をかけた「まり」型の朱印が完成(満願)する。満願者には、特製の満願証と和歌山県立みはま支援学校(美浜町和田)の生徒が製作する缶バッジを進呈する。各授与所ではこのほか、「紀州手まり」「あさもよし」にちなんだ御朱印も用意する。

 同団体代表の山本住職は「紀州の魅力に気付いてもらおうと、神仏和合の気持ちで新たな会を結成した。和歌山市内の名所として県内外からたくさんの人が訪れる和歌山城の周辺には、まだまだ知られていない名所旧跡がある。御朱印をきっかけに市内を巡り、歴史や文化に触れながら紀州の魅力を知ってほしい」と話す。「今後は限定御朱印の定期頒布や参加寺社の拡大、『御城印』など関連文化との連携、県内への拡大などを目指し、観光振興に貢献したい」とも。

 2026年4月30日まで。

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