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和歌山・アドベンチャーワールドで双子のパンダ命名式、一般応募から「桜浜」「桃浜」に

姉の桜浜(左)と妹の桃浜(1月31日)

姉の桜浜(左)と妹の桃浜(1月31日)

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 和歌山・白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」(西牟婁郡白浜町堅田、TEL 0570-06-4481)で2月6日、双子のジャイアントパンダの命名セレモニーが開催された。

命名セレモニーの様子

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 1978(昭和53)年にオープンした同園は、約80万平方メートルの土地に動物園、水族館、遊園地を合わせ持ち、約140種1400頭の動物を飼育している。

 パンダの飼育は1994年にスタート。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(中国・成都)とパンダの繁殖研究事業を進め、アドベンチャーワールドではこれまでに15頭が生まれ、14頭が生存している。これは中国本土を除き世界最多。このうち8頭は中国に帰り、現在は中国から来日した1頭と合わせて計7頭がパーク内で暮らしている。

 日本で飼育されているパンダは現在、上野動物園(東京)、王子動物園(兵庫)、同施設の3カ所。合計10頭のうち7頭がアドベンチャーワールド内で飼育しており、飼育頭数日本一を誇る。

 命名された双子のパンダは、昨年12月2日生まれで共ににメス。父親は1992年9月14日中国生まれの「永明(えいめい)」、母親は2000年9月6日同施設生まれの「良浜(らうひん)」。良浜は今回が4回目の出産で、過去にも双子の兄弟を育てている子育て上手な母親だ。

 命名セレモニーでは、まず父親の永明と母親の良浜が登場。続いて飼育員が双子パンダを抱いて現れ、体重測定後に名前を発表した。昨年12月24日から1月31日までの一般募集で集まった総数は1万通以上。その中から施設スタッフが選び、姉が「桜浜(おうひん)」、妹が「桃浜(とうひん)」と名付けられた。名前が発表されると、その場にいた来園者約300人からは大きな歓声が上がった。

 同パークの広報担当者は「良浜はしっかりと赤ちゃんを抱きしめ、母乳を飲みやすいように授乳させている」と母親の子育ての様子を話す。「今後も赤ちゃんの成長を願い、子育てを見守っていきたい」とも。

 今日の体重測定で桜浜は体重2860グラム、桃浜は体重3005グラムで、生まれた当初の10倍以上になり、順調に成長しているという。

 開園時間は11月~2月=10時~17時、3月~10月=9時30分~17時。双子のパンダ公開時間は10時20分~15時。入園料は大人=4,100円、中学生・高校生=3,300円、幼児・小学生=2,500円。

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