和歌山から京都へ至る京奈和自動車道・かつらぎ西パーキングエリア近くの門農園(伊都郡かつらぎ町、TEL 0736-22-1788)で8月1日、恒例のブドウ狩りが始まった。
約900坪の土地にピオーネ(黒ブドウの一種)を栽培する同農園。JAや同町にある道の駅「紀の川万葉の里」や「かつらぎ西」、和歌山県の農産物直売所「柿の木茶屋」などに出荷する傍ら、農園の一部をぶどう狩り農園として観光客に開放している。
奈良県五條市から来た家族連れは「関東から遊びに来た孫がブドウ好きなので、インターネットで調べた。8月の初めからブドウ狩りができるところは少ないのでうれしい」と笑顔を見せる。「京奈和自動車道を使うと20分くらいだった。こんなに近いとは」とも。
「今年は昼夜の温度差が少なかったため色づきが遅いが、甘味はあって出来は上々」と話すのは、農園主の門治夫さん。「個人農園なのであまりおかまいできないが、楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
制限時間なしのブドウ食べ放題で、入園料は中学生1,200円、幼稚園児・小学生700円。持ち帰りは1キロ当たり1,000円の量り売り。同町の御所地区では、8月22日から9月末にかけてブドウ狩りが始まる。
8月末まで。要予約。