紀陽銀行本店向かいのWajima本町ビル(和歌山市本町1)で開講する「第1回リノベーションスクール@和歌山」の受講者募集が始まった。主催は和歌山市、企画は一般社団法人「HEAD研究会」。スクールの日程は2014年2月20日~23日。
今月12日に開催された清水さんの講演会の様子。150名が参加し、満席となった
リノベーションスクールは、ワークショップ形式で実在する空き物件の活用を考えるプログラム。受講生は4日間にわたってリノベーションについて学び、互いに協力し合って事業計画を立て、最終日に不動産オーナーへのプレゼンテーションを行う。2011年に北九州で第1回が開催され、他都市でも開かれた。
講師は、アフタヌーンソサエティ社長で、建築・都市・地域再生プロデューサーの清水義次さん、メゾン青樹社長でカスタマイズ賃貸の第一人者・青木純さん、建築事務所ブルースタジオの大島芳彦さん、らいおん建築事務所の嶋田洋平さん。大阪市立大学大学院工学研究科准教授の倉片俊輔さんはアドバイザーとして参加。東京大学の松村秀一さん、和歌山大学の足立基浩さんの講演も予定されている。
スクールマスターを務める清水さんは「かつてのぶらくり丁は、とてもにぎわいがあった。久しぶりに訪れて、その変化にはとても驚いている。だが、エリアとして価値を高めれば、この街はまだ変われる」と話す。「能力と実績のある、人間的にも魅力的なリノベ専門家を講師にそろえた。やる気のある人はぜひ応募してほしい。未来の街に暮らす若者や女性の積極的な参加を心から待っている」とも。
12月17日には「和歌山市NPO・ボランティアサロン」(本町2)で説明会を開く。時間は19時~20時30分。
受講無料。応募資格は4日間の全カリキュラムに参加できること、リノベーションやまちづくりなどに関心があること。経験不問。定員は30人で、応募多数の場合は審査がある。
募集期間は12月23日まで。「リノベーションわかやま」の公式サイトにあるお申し込みフォームで応募を受け付けている。