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和歌山・ぶらくり丁に野菜スイーツの店「almo」 2階はギャラリーに

「almo(アルモ)」外観

「almo(アルモ)」外観

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 和歌山市ぶらくり丁商店街に4月10日、自然野菜・洋菓子店「almo(アルモ)」(和歌山市匠町、TEL 073-499-4354)がオープンした。経営はNPO法人「にこにこのうえん」。

農園の食材を生かしたジェラート

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 化学肥料や農薬を使わない野菜作りに取り組む同農園が運営する農園レストラン「石窯ポポロ」に続く2店目となる同店。敷地面積は48平方メートル。

 代表の吉川誠人さんが社長を務めるまちづくり会社「紀州まちづくり舎」のメンバーと、昨年5月から石窯ポポロの向かいの同物件の開店に取り組み始めた。「7年近くシャッターが下りたままだったが、商店街として価値の向上を考えて、なんとしても開店させたかった。築70年近い古い物件だったが、大家さんと協議を重ねて、初期投資を入居者が負担することで合意できた」と吉川さん。

 1階では野菜を使ったジェラートや焼き菓子の調理・販売を行うほか、地産地消の自然野菜も販売する。2階はギャラリーとして活用し、今月23日に県内外の芸術家10人を招き、オープニングイベントを行う。

 カップとコーンから選べるジェラートは、シングル(300円)、ダブル(350円)。メニューは季節で変わり、オープン当日は「チョコチッププラリネ」「金柑ショコラ」「ブロッコリーホワイトチョコ」など8種類が並んだ。隣の日本茶店「番茶屋」のほうじ茶を使った「ほうじ茶ミルク味」も提供する。ケーキは、「almoロール」(320円)や「シュークリーム」(220円)、「小松菜のクレープ包み」(380円)といった季節野菜を使った商品も用意する。

 オープン初日に訪れた和歌山市内の女性は、「ブロッコリーホワイトチョコ味を食べたが、予想以上においしかった。ほかの味もぜひ試したい」と話す。

 吉川さんは「野菜は淡い味の物が多く、スイーツの開発は難しかったが、スタッフの努力で魅力的なメニューをそろえることができた。野菜の販売は、農薬や化学肥料を使わず一年を通じて一定量を供給し続けることは難しいが、大きな挑戦だ」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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