和歌山の酒造会社「中野BC」(海南市藤白、TEL 073-482-1234)で6月5日、梅酒の飲み比べイベント「梅酒BAR」が開催される。
ウメの収穫時期に合わせ、約1万坪の同社酒蔵を開放して開く同イベントは今年で7回目。
当日は、2007年の天満天神梅酒大会で初代グランプリを獲得した「紀州梅酒紅南高」や「緑茶梅酒」、ミカン・ユズ・イチゴなど果実の果汁を加えたカクテル梅酒など、梅酒42銘柄を1杯100円で販売する。
そのほか、梅酒の古酒や発売前の新商品などを1杯700円~1000円で販売する特設ブースも用意。さらに、4種の和歌山産果実を使った「紀州果実シロップ」をハイボールに加えた「紀州シトラスハイボール」、ビールに梅シロップ「紀州梅の初恋」を加えたビールカクテル「初恋ビール」(各300円)も用意する。
昨年初めて企画し、約100人が参加した「梅酒ヌーボー」の漬け込み体験も行う。高さ4.2メートル、直径2.6メートルのタンク56基が並ぶ梅酒蔵でタンクの上から参加者がウメの実を投げ込む。
セールスマーケティング部の妹尾綾さんは「普段は漬けているタンクの様子を下から見てもらうが、漬け込み作業なのでタンクの上に上がってもらう。家ではできないスケールの梅酒造りを家族連れで楽しんでもらえる。この日漬けたウメは12月に取り出し『梅酒ヌーボー』として販売する。『梅酒ヌーボー』の事前予約も受け付けるので、ぜひ自分で漬けた梅酒を味わってほしい」と話す。
会場内の日本庭園では、茶人・梅原宗直さんが梅酒とコラボした茶会体験を行うほか、敷地内で、地元料理店約25店が出店する屋台ブース、ご当地ヒーロー「カイナンマン」のステージショー、和歌山を中心に活動するアーティストのライブ、ベリーダンスのパフォーマンス披露なども展開する。
開催時間は10時~16時(最終受付15時)。入場料は500円(1ドリンク付き、保護者同伴の未成年は無料)。海南駅西口発着の無料送迎バスは、9時15分から約20分おきに運転する。