和歌山県内で2月1日、野生の鳥獣を食材として提供する「ジビエウイーク」が始まる。主催は「和歌山ジビエプロモーションチーム」。県からの委託事業として、JTB西日本和歌山支店が実施する。
実施は今回が3回目。農作物被害を防ぐため捕獲された和歌山県産のイノシシ肉と鹿肉を「わかやまジビエ」として、県内の飲食店と宿泊施設54店がそれぞれ特別メニューを用意。精肉店6店でジビエの販売も行う。
30日にはプレイベントとして、「ホテルアバローム紀の国」(和歌山市湊通丁北2)で「ジビエフェア」を開催。「鹿肉の骨付きタンドリー」「鹿肉のラグー ナポレターノ」「猪と野菜のトマトシチュー」「イノシシ丼」など6品を提供した。
料理を食べた女性グループは「6品全て完食した。イノシシ肉も鹿肉も味に癖が無くておいしい」とコメント。「中でも『イノシシ丼』がお気に入り。猪肉は鍋で食べたことがあるが、こうした形で食べるのは初めて」とも。
同プロモーションチームの金岡秀樹さんは「一般向けにフェアを開催したのは今回が初めて。猪肉というと固い、臭いといった先入観があるが、食べてみると癖も無く、柔らかくておいしい。普段の料理の食材としても扱いやすく、多くの人にジビエの良さを知ってもらえれば」と期待を込める。
2月28日まで。