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和歌山の空きビルで着物で楽しむマーケットイベント 女性店主が勢ぞろい

会場前で着物をまとう前田有佳利さん(左)

会場前で着物をまとう前田有佳利さん(左)

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 JR和歌山駅近くの「いずいちビル」(和歌山市吉田)で4月2日、着物姿で楽しむマーケットイベント「KIMONO EVENT(キモノイベント)」が開催される。主催は「第5回リノベーションスクール@和歌山」の受講生たち。

「いずいちビル」と第5回「リノベーションスクール@和歌山」ユニットBのメンバー

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 同イベントは「モダンな空きビルを舞台に着物のお祭りをしませんか」を合言葉に初開催。来場者は着物を着て、飲食店や書店が出展するマーケットイベントを楽しむ。

 同ビルは1971(昭和46)年築の約180平方メートルの鉄筋コンクリート3階建て。1階は酒販店、2階と3階は住居として使われたが空きビルとなっていた。「第5回リノベーションスクール@和歌山」の対象物件として活用案を募ったことをきっかけに、受講生らが「女性が活躍できるコミュニティースペース」としての活用を提案した。

 主催者の前田有佳利さんは「ビルの東側は繁華街の新内(あろち)に近く、男性向けの店が多いので、『男性の街』のイメージが強かった。一方で西側は住宅街で、子育て世代や働く女性も住んでいることが分かった。そこで住民の女性が主役になる場所を提案した」と話す。

 当日は着物レンタル&着付けや写真撮影(2,500~5,000円)のほか、持ち込んだ着物の着付けにも対応、男性・子ども用もそろえる。マーケットイベントには地元の女性店主らが出店。菓子店「Cafe Ki-Ki(カフェ キキ)」、リフレクソロジー店「Refle Lino(リフレ リノ)」、「『本』屋プラグ」、個人アクセサリー店「petit bonheur(プティ ボヌール)」、中華粥専門店など12店。

 前田さんは「着物は伝統がありながらも華やかな晴れ姿で、地元で新しいことに挑戦する女性にピッタリ。女性はもちろん、男性や子ども用の着物も用意するのでモダンな一日を楽しんで」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~18時。

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