和歌山市役所近くにコワーキングスペース「LUIDA(ルイーダ)」(和歌山市十二番丁、TEL 073-488-7440)がオープンして1カ月がたった。経営は不動産会社「Onedaystate」(同)。
コワーキングスペースは、異なる業種の人たちが同じ空間を共有し仕事する場所。同スペースは「仲間を見つけて飛び立つ場所」をコンセプトに設計したという。雑居ビルの一室44坪の空間に、テーブル席22席、ソファ席13席、カウンター席3席の計38席を設ける。
開設のきっかけは、社長の南順子さんがビルのオーナーから、入居者のためのスペースにしたいと相談を受けたことから。同ビルには司法書士事務所や弁護士事務所が入居しており、ビル内外の交流を図ることで、ビジネスパートナーや新しいプロジェクトが生まれる場所として構想したという。
スペース内は「部屋の中に庭をつくる」イメージで観葉植物を置き、オーダーメードの家具をそろえた。「利用者が交流しやすいように」と区切りは作らず、キッチン付きリビングスペース、デスクスペース、ソファスペース、商談スペースを備える。壁には一面の本棚や利用者が「世界に羽ばたくように」と縦2.6メートル横3.6メートルの世界地図を飾る。
現在は30~40代の自営業者やデザイン会社が入居しているという。
南さんは「新しい働き方や、起業したい人の力になる場所にしたい。今後はイベントや、キッチンを利用した企画など柔軟に考えていきたい」と話す。
利用料は、法人会員(24時間利用)=5万円、個人会員(同)3万円、個人会員(平日9時~19時利用)=1万円。法人会員と個人会員(24時間利用)は別途共益費が必要。