和歌浦の地元活魚料理店「和彩あきら」(和歌山市和歌浦西)が2月28日、5月のリニューアルオープンを目指して閉店する。
同店は「和歌山」にこだわり、地元の魚をメーンに提供。店主の畑中章さんが自ら加太、雑賀崎、田ノ浦漁港で魚を仕入れている。名物メニューの「太刀魚の香梅揚丼」は、2009年の「丼米(どんまい)わかやま丼コンテスト」で優勝した実績を持つ。
畑中さんは和歌山市加太出身。脱サラ後、鮮魚店や料理店で修行し、1997年に同店を開いた。「これまでは魚を中心としてやってきたが、今後は野菜を中心におばんざいのおいしいお弁当の販売をしたい」という。
同店の名物料理だった「太刀魚と穴子の天ぷら」は、リニューアル開業を目指す弁当店でも提供していく予定。「2年後には、魚と野菜を合わせた店のオープンを目指したい」(畑中さん)。
同店をよく訪れていたという30代男性は「閉店は悲しいが、次のステップを目指した前向きな閉店なのでこれからも応援したい。弁当屋になったらぜひ買いに来たい」と話す。