和歌山・有田川町の千葉(せんば)フルーツパーク(有田川町大賀畑)で現在、ブドウ狩りがピークを迎えている。
有田川下流の千葉山の麓にある同パークは25年前に開園し、約10ヘクタールに8つの観光ブドウ園がある。主な品種は「巨峰」で、農園によって「高妻」「伊豆錦」「ハニーブラック」なども栽培する。昨年は8000人近い観光客が訪れた。
パーク内の「岡哲園」の園主・岡崎哲生さんは「千葉山の傾斜はブドウの栽培に適している。この時期に収穫できるよう、一年中農園の管理をしている。今年はブドウにとって晴れと雨のバランスが良かった、形も甘さも上々」と太鼓判を押す。
岩出市から来た家族連れの男性は「毎年ブドウ狩りを楽しみにしている。子どもたちに自分で収穫できる体験をさせてあげられるのでうれしい。採れたてはやはり新鮮でおいしい」と笑顔を見せる。
同パークのブドウ部会長で「岡本農園」園主の岡本善之さんは「来園者はリピーターが多い。最近は台湾や中国など海外の団体客にも楽しんでいただいている。発送もできるので、遠方の人にも千葉山のブドウの味を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
入園料は、大人=500円、小人(小学生以上)=300円(いずれも試食1房付き)。9月末まで。