地域交流センター 「ALEC(アレック)」(有田川町下津野、TEL 0737-52-4730)で11月12日、「えほんマルシェARIDAGAWA」が開かれる。主催は有田川町教育委員会。
「絵本が日常になる一日」をコンセプトに開く同イベントは今年で3回目。同センター図書室前の芝生広場に、地元のパン店やカフェなど、県内の飲食店や雑貨店計23店が出店する。
同町は「絵本コンクール」の開催やJR藤並駅2階の「ちいさな駅美術館『Ponte del sogno(ポンデ・デル・ソーニョ)』」の運営など、10年以上前から絵本を通じたまちづくりに取り組んでいる。同イベントはその一環。
イベント担当者の三角治さんは「有田川町は絵本を通じて、子育て世代をはじめ大人から子どもまで読書を身近に感じ、心豊かに過ごせる街を目指している。一日楽しんでいただけるよう、食事も提供するマルシェスタイルのイベントを企画した」と話す。
当日は、絵本に関連するワークショップやトークショーを展開する「えほんdeわっしょい12」、約3000冊の絵本をそろえる「絵本ワールドinわかやま」も同日開催する。「おまえうまそうだな」「あいしてくれてありがとう」作者の宮西達也さん、「パンダ銭湯」「しろくまのパンツ」作者の「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」さんなど、絵本作家も来場する予定という。
昨年に続き出店する4人組ハンドメイドユニット「Tickle*Tickle(ティックルティックル)」代表者は「出店者としても楽しいイベントだった。絵本を中心に盛り上がれる珍しい機会なので、今年も楽しみにしている」とほほ笑む。
開催時間は10時~16時。