▼2024年度グッドデザイン賞受賞ギャラリー/神前の家族葬会館
https://www.g-mark.org/gallery/winners/21818
概要
「家族葬のゲートハウス 神前」は、従来のロードサイドショップを思わせる会館ではなく、ご家族が故人と向き合える葬儀空間を、建築のエレメントや採光窓の配置に注力し構成しました。外観は周辺環境に応じた形状、ボリューム、色彩計画とし、街の中に建つ葬儀会館としてのあり方を模索しました。
グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント
この家族葬会館は、街の中での佇まいと内部空間の静謐さが高く評価できる。
外観は、街のスケールに配慮し、軒先を低く抑えた片流れの形状が、周囲の環境と調和しつつ、葬儀会館としての存在感を抑制している。内部空間では、コンクリートと木架構のコントラストが、故人と向き合う静かな時間を提供し、視線を上に導く木架構は、空間に軽やかさをもたらしている。
この建築は、葬儀会館のあり方を再定義し、街に馴染む新しい葬儀場のあり方を提案している。
デザイナーコメント
本デザインは内に向かう従来の計画とは異なり、ご家族や故人に提供すべき葬儀空間と街における会館の在り方を模索したものです。敷地南西に会館を配置することで前方の交差点に広がりをもたらし、施設プログラム上主要となる控室と式場が並列する平面計画でボリュームの分割が可能となり、街のスケールと要求されたボリュームの整合性を確保します。分割したそれぞれのボリュームを前面幹線道路に向かって片流れ形状とし可能な限り軒先を低く設定、街ゆく人たちの目線に擦り合わせていきます。内部はコンクリート高基礎と木架構のエレメントによって設えており、空間に現れるコンクリートに身を包まれることによって”死”と向き合い、空へと視線を導いていく軽やかな木架構の連続が、ご家族が故人との記憶を辿り、自身の人生にも想いを巡らせるきっかけになってくれると信じています。
グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定精度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。
国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。
受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org/
家族葬のゲートハウスとは
「家族葬のゲートハウス」は地域との調和をコンセプトに、和歌山県・大阪府・兵庫県で17式場展開しています。家族葬サービスの提供に限らず、終活や相続手続きに関するサポート、地域の皆様との交流イベントの開催、近隣のシニア施設や自治会との提携など、地域の活性化やお困りごとの解決に取り組んでいます。
「家族葬のゲートハウス 神前」 詳細情報
式場名:家族葬のゲートハウス神前
電話番号:0800-777-6800
住所:和歌山県和歌山市神前192-1
お車でのアクセス:
昭和交差点から東に1.8km右手側
公共交通機関でのアクセス:
わかやま電鉄貴志川線「神前駅」から徒歩7分
ゲートハウス公式サイト: https://gate-house.jp/
【会社概要】
社名:ラポール株式会社
所在地(大阪本社):〒541-0053 大阪市中央区本町2-6-11大一ビル6F
代表取締役:神出 祥行、辻本 和也
事業内容:葬祭事業、医療介護事業
コーポレートサイト:http://rapport.ltd
【本件に関するお問い合わせ先】
広報担当:大阪本社 正田(しょうだ)
メール:shoda-machiko@rapport.ltd 電話:06-6147-5589(平日9:00~18:00)