和歌山駅近く「みその商店街」に3月26日、フリースペース「T-LABO」(和歌山市美園町5、TEL 073-431-0294)がオープンした。店舗面積は約60坪、席数は約40席。経営は社会福祉法人「つわぶき会」。
つわぶき会のマスコットキャラクター「つわちゃん」(右)、「ふきちゃん」(左)と同会岩橋さん
店内には「オープンスペース」「ワークスペース」「ミーティングスペース」の3つのエリアを用意。和歌山に住むビジネスマンやノマドワーカー、フリーランスをターゲットに据え、集中した仕事やセミナー、ミーティングで利用できる。
同店を企画した岩橋正悟さんは大学で建築を学んだ後、建築関係の仕事を経て障がい者の就労支援に携わるようになったという。「もともと建築やまちづくりに興味があり、福祉の仕事をする中で、それぞれの分野を生かせるようなことをしたいと思った」
オープンのきっかけについては、「昨年オープンした和歌山市初のコワーキングスペース『コンセント』にインスパイアされた。異業種のメンバーが集まって活動する様子に興味を持ち、商店街自体がコワーキングスペースのような『みその商店街』でも同じような取り組みができないかと考えた。和歌山に住む若い世代が集まり、元気に活動できるような場所にしたい」とも。
入口付近のオープンスペースはコーヒー(300円)の注文で利用可能。その他エリアの利用料金は、一時利用は1日1,200円(学生500円)、3時間500円(学生300円)。ドリンクバー、Wi-Fi、電源、黒板を利用でき、コーヒー1杯がつく。会員制の月額利用は5,000円。オプションとして、ロッカー利用(3,000円)、住所利用・郵便受取(5,000円、登記する場合は8,000円)を用意する。「セミナープラン」として1時間1,000円でワークスペースを提供。オプションとして、キッチン利用(500円)、映像・音響利用(500円)、ドリンクサービス(参加者1人あたり100円)を用意する。
今後については、「2階に障がい者の就労支援を行う施設を作る予定。『T-LABO』に集まる人と障がい者とのコラボレーションが生まれれば」と夢を膨らませる。
営業時間は11時~19時。定休日は検討中。