長谷川義史さん・あおきひろえさん夫婦による絵本「おいせまいりわんころう」の原画展が3月1日から、JR藤並駅2階の「ちいさな駅美術館 Ponte del Sogno(ポンテ・デル・ソーニョ)」(TEL 0737-52-2580)で始まる。
約2000冊の絵本を所蔵する同館は2013(平成25)年開館。定期的に絵本原画展や絵本作家のイベントを開催する。同展は2019年度全10回の最後の原画展。来場者には毎回、切符型の記念紙を配布し、コレクションを楽しむ人もいるという。
同絵本は、江戸後半から明治の初期まであったとされるイヌの伊勢参りのエピソードから創作した。大阪の米問屋「すごろくや」に飼われるイヌ「わんころう」が、腰を痛めた主人の健康祈願のため、娘の「こいちゃん」に頼まれ、代わりに伊勢参りに行く物語。同展には22点の原画を展示する。
同館担当者は「長谷川義史さんの原画展示は4年前から毎年開いているが、夫婦合作の原画展は今回が初めて」と話す。
開館時間は、火曜~金曜=10時~19時、土曜・日曜=10時~17時。月曜休館。入場無料。3月31日まで。