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和歌山・山東の「いなだ荒物雑貨」が移転 倉庫一部を店舗に

店主の稲田久子さん

店主の稲田久子さん

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 「いなだ荒物雑貨」(和歌山市山東中)が7月13日、和歌山市立東山東小学校近くに移転オープンした。

和歌山市山東地区の「いなだ荒物雑貨店」の外観

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 2015(平成27)年、ガソリンスタンド併設の建屋(木枕)で営業を開始した同店。昨年10月、店主の稲田久子さんが負傷し、約2カ月休業したことをきっかけに、2023年12月30日に旧店舗での営業を終了。久子さんの両親が経営していた「稲田農薬」の倉庫跡を店舗に改装し、営業を再開した。

 約18平方メートルの店内に、ほうき、ちりとり、ざるなどの日用品を指す「荒物」を並べる同店。テーブル用小ほうき(1,320円)、「白木屋特製シダほうき」(1,870円)、江戸手ぼうき(上=11,000円)、取り箸(一尺=429円)、アルマイト両手鍋(18センチ=2,530円)、アルマイトざる(30センチ=4,400円)、ふた付きガラス容器(3,520円)などをそろえる。そのほか深海産業(海南市阪井)のほうきや中西富一工房(孟子)のシュロたわしなど、県内企業の商品も扱う。

 稲田さんは「一番の売れ筋はほうきやたわしなどの掃除道具。一品一品を吟味している。例えば、はたきは、柔らかくほこりがよく落ちる物を選んだ」と話す。「『こういう雑貨が好き』と喜んで買ってくれるとこちらもうれしくなる。お客さんが好きなものに出合い、生活の中で役立ってくれたら」とも。

 営業時間は月曜・土曜・日曜=12時~17時。

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