
アマチュア劇団「(劇)がらくたまっぷ」が3月2日、演劇「遭遇!宇宙警察24時!!宇宙から来た少女」を和歌浦芸術区(和歌山市新和歌浦)で上演する。
同劇団は、有田市出身のエノモトユウキさんを中心に2017(平成29)年に結成。子どもたちが気軽に舞台に親しむ場を目指し、子ども向けのオリジナル作品を上演してきた。今回で8回目。過去作品は、「きいろのトナカイ」「いとしのメリーさん」「人形の冒険 おとぎの国と魔法の本」「ぜんまいじかけのクリスマス」「名探偵パンプキン ハロウィン城SOS」など。和歌浦芸術区での上演は初めて。
同作の脚本はエノモトさん。オカルト雑誌の記者・マカとその友人のミチの2人が、UFOが出るといううわさがある廃屋に忍び込み、宇宙警察官のムゥと出会い、成り行きで宇宙警察官になる。2人の前に現れた謎の少女を中心に物語が展開していく。
「深いテーマで大人にも楽しんでもらえる作品」と劇団員の小谷千恵子さん。「初めての劇場で、会場が広いので、発声や身体の動かし方などを一から見直している。子どもが気軽に楽しめるよう、分かりやすくコミカルな動きで表現したり、音響を工夫したりした」と話す。「練習時間の制約があるが、さまざまな職種や価値観の人が集まるアマチュア劇団ならでは魅力を楽しんでもらえるよう、力を合わせ頑張りたい」とも。
12時、15時の2回上演。上演時間は80分。料金は、大人(子ども1人含む)=1,000円、子ども(中学生以下)=500円。当日券の販売も予定する。