
JR周参見駅近くにある「すさみ海水浴場」(すさみ町周参見)で5月3日、「イノブータン王国建国40周年祭」が開催された。
「イノブータン王国」は、すさみ町商工会議所青年部が中心になり始めたまちおこし企画で、同町特産の「イノブタ」をPRする「パロディー国家」。商工会議所が事務局を務め、町役場や観光協会なども実行委員会に所属している。
この日は8時から、朝市や潮干狩りなどが行われ、イノブタ汁振る舞いには長蛇の列ができた。地元小学生のアンケートで決めた企画の「宝さがし」や「王国かくれんぼ大会」では、たくさんの子どもたちが歓声を上げ楽しんでいた。このほか、イノブータン大王・王妃などキャラクターが車に乗って会場を練り歩くパレード、記念式典などを行った。抽選会、餅まきなども行い、たくさんの人でにぎわった。
森秀樹実行委員長は「天気にも恵まれ、予想以上の人でにぎわった。2015(平成27)年にすさみ南インターチェンジが開通したことで、県外からもたくさんの人が訪れるようになった。恒例のイノブタレースは開催できなかったが、子どもと一緒に楽しめる新たな企画を楽しんでもらえてよかった。これからもイノブタとすさみをPRし、皆さんに楽しんでもらえたら」と話す。