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和歌山工業高校1年の生徒が光る「きいちゃん」製作 県立図書館に展示

製作に携わった和歌山工業高校産業デザイン科1年生と「輝け!きいちゃん」オブジェ

製作に携わった和歌山工業高校産業デザイン科1年生と「輝け!きいちゃん」オブジェ

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 和歌山県立和歌山工業高校(和歌山市西浜)産業デザイン科1年の生徒40人が作った「輝け!きいちゃん」の展示が10月29日、県立図書館(西高松1)で始まった。

針金のきいちゃんに半紙を貼り付ける生徒

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 同オブジェは台座を含め全長約1.5メートル、総重量は約50キロ。半紙と針金で作ったきいちゃん人形の中に、約40秒間後自動消灯する回路を組み込んだLEDライトを入れた。台座のボタンを押すと人形が光る。10月16日・17日の文化祭に向けて生徒たちが担任の高井正人教諭と企画・製作した。

 さび止め処理した針金で高井教諭がフレームを作り、生徒たちが約150枚の半紙をフレームに合わせて貼ったり色を塗ったりして仕上げた。多くの県民になじみあるキャラクターをモチーフに、見る人に癒やしを与え、頑張る人にエールを送るコンセプトにした。

 製作した生徒からは「フレームがのりを吸わず垂れてきて、半紙がのりで溶けてしまい難しかった」「他の生徒と協力して作品を完成させられた。楽しい製作だった」「自分たちが作ったもので見た人たちが喜んでくれることがうれしい」「将来はものづくりの仕事をしてみたくなった」などの声があった。

 高井教諭は「教員の製作技術を直接見せる機会を多く取りながら、生徒と一緒に作業を進めてきた。来年は自分たちで一から企画し、製作できるよう成長してほしい」と話す。「これからも工業高校らしいものづくりを楽しみながら、幅広い技術や知識を学んでもらえたら」とも。

 展示時間は、平日=9時~19時、土曜・日曜・祝日=9時~18時。2026年1月中旬まで。

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