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和歌山・田辺工業高が「F-15」オブジェ製作 自衛隊・県警イベントで展示

戦闘機「F-15」オブジェ(中央)を製作した田辺工業高校機械科3年の生徒たち(写真提供=田辺工業高校)

戦闘機「F-15」オブジェ(中央)を製作した田辺工業高校機械科3年の生徒たち(写真提供=田辺工業高校)

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 和歌山県立田辺工業高校(田辺市あけぼの)の生徒が製作した、戦闘機「F-15」とロボット「イングラム」のオブジェが12月17日、複合商業施設「オークワパビリオンシティ田辺店」(田辺市稲成町新江原)に展示される。

田辺工業高校機械科3年生が製作した「F-15」オブジェ

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 同戦闘機オブジェは機械科3年B組の生徒らが製作。キャスター付きの台座を備え、全長は2メートル、重さは80キロほどという。9月に設計を始め、10月中旬から厚さ1ミリの鉄板の加工に着手した。11月10・11日の同校文化祭に続き、26・27日は田辺市民総合センターで開かれた「田辺市生涯学習フェスティバル」で展示。30日には自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所(橋本市東家5)から同機の操縦経験のある自衛隊員が学校訪問し、生徒たちと交流した。

 生徒たちは映画「トップガン マーベリック」に着想を得たという。同校生徒はこれまで、2016(平成28)年にマンガ「パトレイバー」のロボット「イングラム」、2017(平成29)年に映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズに登場する自動車「デロリアン」、2020年にゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するアイテム「モンスターボール」などのオブジェを製作してきた。学校行事のほか、地域で展示を行い、注目を集めてきた。

 当日は陸上自衛隊第37普通科連隊(大阪府)と和歌山県警が日ごろの活動紹介や啓発活動などを行う。自衛隊車両の展示や災害支援の活動紹介のほか、交通安全などを呼びかける。自衛隊和歌山地方協力本部田辺地域事務所が同校にオブジェの展示を依頼したという。

 高井正人教諭は「まさか本物のパイロットが来てくれるとは想像していなかった。生徒たちは自衛隊員から実際の機体のことや操縦エピソードに興味を示していた。現在は17日の展示に向け、完成度を高めようと燃料タンクのパーツを製作している」と話す。「『イングラム』も機械科3年の生徒らが塗装し、『フル塗装バージョン』をお披露目する。原作を知らない子どもたちもオブジェを見ると喜んでくれる。ぜひ実物を見に来てほしい」と呼びかける。

 展示時間は9時~15時。雨天はオブジェの展示なし。

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