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和歌山・川湯温泉で「仙人風呂」営業開始 3年ぶり新春かるた大会開催も

仙人風呂の一番風呂を楽しむ人たち(2022年12月4日撮影)

仙人風呂の一番風呂を楽しむ人たち(2022年12月4日撮影)

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 川湯温泉(田辺市本宮町川湯)恒例の「仙人風呂」が12月4日、オープンした。

道路から仙人風呂への連絡橋が雨で破損したため急ぎ補修する様子

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 同風呂は、1985(昭和60)年に始まった冬季限定の露天風呂。熊野川の支流・大塔川の一部をせき止め、幅28メートル、奥行き12メートル、深さ60センチの風呂を作る。川底から湧く73度の源泉に大塔川の水を加えて40度ほどに調整する。期間中、毎週土曜日の20時ごろから、風呂を囲むように100個の灯籠を設置する「湯けむり灯篭(とうろう)」を催す。1月22日は、湯船に浮かべた約1000枚の中から読まれた札を取り合う「仙人風呂かるた大会」を3年ぶりに開催する。

 今年は当初12月1日に開湯式を予定していたが、11月29日の雨で川の流量が増え連絡橋が破損したため、開湯式を延期した。

 4日の開湯式では、祐川寺(請川)住職の読経に続き、関係者が風呂に神酒を注いで安全を祈った。開湯宣言を合図に、水着を着た旅行者や地元住民が入浴を楽しんだ。

 大阪から訪れた男性は「子どものころから毎年夏と冬の2回、家族や親せきと川湯温泉を訪れる大好きな場所。今年の湯加減も最高」と笑顔を見せていた。

 営業時間は6時30分~22時。入湯無料。2月28日まで。

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