和歌山湾にある人工島「和歌山マリーナシティ」(和歌山市毛見)で12月31日、ニューイヤーズカウントダウン2015が開かれる。主催は和歌山マリーナシティ。
1994年の「JAPAN EXPO 世界リゾート博」開催に合わせてオープンした同施設。地中海をイメージしたテーマパーク「ポルトヨーロッパ」や和歌山マリーナシティホテル(旧ロイヤルパインズホテル)、マグロ解体ショーを行う「黒潮市場」、紀州黒潮温泉、海釣り公園などがある集合行楽施設で、開業当初から毎年行われているカウントダウンイベントは今年で20回目。昨年の12月31日の来場者数は4万8000人。
常務の堀内孝治さんは「オープン当初はダンスなどのショーパフォーマンス中心だったが、12年くらい前から音楽ライブを取り入れた」と話す。「FM802のタイアップで、有名ミュージシャンも来て盛り上がった。7年前から『和歌山ならでは』のイベントにしたいと、地元ミュージシャンにも出演してもらっている」とも。
ライブには地元密着型アイドルFun×Fan(ファンファン)や由良町出身のシンガーソングライター藪下将人さん、ストリートダンス集団「W.LOCKIN’CREW(ダブルロッキンクルー)」など、計8組の地元アーティストが出演する。今年7月27日に開かれた紀州よさこい祭り「おどるんや」の「マリーナシティ演舞場くろしおステージ」入賞3チームも演武を披露。FM802とのタイアップライブでは、ラップユニット「Hilcrhyme(ヒルクライム)」が登場する。
年明け直前には、会場の全員で新年のカウントダウンを実施。イベントの最後は20回目の花火ショーで締めくくる。
マリーナシティ近くの西国三十三所観音霊場第2番札所として知られる紀三井寺(きみいでら)の前田副住職は「ここ20年くらいで初詣客の時間帯に変化があった。以前は紅白歌合戦が終わった時間帯の参拝が多かったが、最近はカウントダウンイベント終了後に来る人が増えた」と話す。
開催時間は、18時~翌0時50分頃。花火打ち上げは0時40分から約10分間。
※強風のため同社は、Webサイトでカウントダウンイベントと花火イベントの中止を発表した。