人形店「人形の西岡」(海南市日方)内に7月14日、夏季限定のかき氷店「けずり氷(ひ) 西岡」がオープンした。
あんこと豆腐白玉をトッピングした「けずり氷西岡」の「抹茶ミルク氷」
1946(昭和21)年創業の人形店の3代目で、木目込み人形の胴体を作る人形師の西岡伸浩さんが営む同店。人形業界の閑散期に営業する。店名は「枕草子」に登場する当時のかき氷の呼び名「けずり氷」から付けた。店舗面積は約25坪。席数はカウンター=4席、テーブル=10席。
西岡さんによると、人形師として培った刃物の研ぎ方や温度・湿度による微調整の技術を生かし、かつお節のように薄く氷を削り出し、空気を含ませてふわふわに盛り付けるという。自家製のシロップや練乳は、氷が溶けないよう約0度まで冷やし、3回に分けてかける。
メニューは「いちごミルク氷」「ミルクミルク氷」「黒みつきな粉氷」「山椒(さんしょう)ミルク氷」「抹茶ミルク氷」「白みつ和三盆氷」。価格は普通サイズ=900円、ミニサイズ=700円、ミニサイズと小さな皿に盛り付けた「お子さま氷」をセットにした親子氷=900円、高校生以下対象の学割氷=500円。あんこと豆腐白玉のトッピングはそれぞれ100円。テイクアウト(各500円)にも対応する。
西岡さんは「小学生の頃から飲食店に憧れがあり、自分の作ったもので人が喜ぶ姿を直接見たかった。かき氷も人形も平安時代から続く日本の伝統文化。物価高が続いているが、子どもたちには本物の味を楽しんでもらいたい。 和歌山ラーメンのように、和歌山のかき氷がおやつとして定着すればうれしい。時間をかけて丁寧に削るので、ゆっくり涼んでほしい」と話す。
営業時間は11時~17時。水曜・木曜定休。9月30日まで。