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和歌山インター近くに琉球イタリアン「アイル」 異国風建築にテラス席も

店外にはオープンエアーのテラス席も用意

店外にはオープンエアーのテラス席も用意

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 阪和自動車道・和歌山インターチェンジ近くに琉球イタリアン「air(アイル)和歌山店」(和歌山市来栖、TEL 073-475-2323)がオープンして2カ月がたった。経営はウィルモア(太田)。

ランチでも提供される石垣島産牛ハンバーグ

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 同社が所属するレンガヤホールディンググループは、「美容・健康・癒やし・空間・遊び」をテーマに和歌山市内で美容室やエステティックサロン、石垣島でリゾートホテル、家具・建築資材の輸入・販売など多岐にわたる事業を運営している。同店はリゾートヴィラ「エルミタージュ」(沖縄県石垣市)石垣島店に次ぐ2号店。

 統括料理長の杉森充敏さんは石垣島店でも料理長を担当。同店の開店を視野に入れ石垣島の野菜やハーブ、肉や魚介類を使った創作イタリア料理に取り組んできたという。同店では石垣島の食材に加え、和歌山県産の野菜や辰ヶ浜(有田市)直送の鮮魚も取り入れる。

 「平日のランチタイムは女性客からのたくさんのご予約をいただいている」と杉森さん。「創作イタリア料理と泡盛の組み合わせを楽しんでほしい。和歌山ではなじみのない『琉球イタリアン』だが、この店から県外にも広めていきたい」と意気込む。

 ランチは、前菜5種盛り、石垣島産野菜と地元野菜のサラダ、自家製パン2種、石垣島産野菜スープ、ドリンクの基本セットにパスタやピザなどメーン料理5種類から選べるAセット(1,380円~)とAセットにドルチェ5種盛りがついたBセット(1,760円~)を用意する。

 ディナーは、シェフお任せコースや石垣島産牛ハンバーグコース(以上、4,880円)のほか、アラカルトで辰ヶ浜直送魚介カルパッチョ(1,280円)、カルチョーフィのソテー パクチーソース(680円)、石垣島産牛のボロネーゼ(1,280円)、石垣島産カジキマグロソテー バルサミコソースキノコソテー添え(980円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、生ビール、ハイボール(以上650円)、焼酎(600円~)、石垣島の泡盛各種(グラス=600円、カラカラ=1,200円)、琉球野草茶各種(400円)、石垣島珊瑚焙煎珈琲(500円)など。

 元民家をリノベーションした店の面積は33坪。庭には南国風あずまやを設置。テラス席12席、店内はテーブル40席、カウンター5席。同グループが取り扱うバリ島の家具や建材を使う。

 設計を担当した建築士の小賀善樹さんは「琉球、イタリア、バリの3つの異なる地域の建築的融合がテーマ。店内の低い間仕切りは琉球建築の「ひんぷん」をイメージした。内外を曖昧に仕切るものでバリにも見られる」と話す。バリ島の建材を使うというオーダーを受けて、すぐに現地に向かい実際の素材を目で見て家具や建材の設計を行ったという。

店名のアイルはインドネシア語で「水」を意味する。随所に気泡、波紋など水を連想させる細工をあしらう。「異国情緒とリゾート感を味わえる落ち着いた大人の空間で大切なひと時を過ごしてほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、ランチタイム=11時~14時(OS=13時30分)、ディナータイム=17時30分~22時(ラストオーダー)。

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