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和歌山・紀の川市で「ぷるぷる博覧会」 65の体験イベント、特別列車も

「ぷる博」で体験型イベントを開催する仕掛け人たち

「ぷる博」で体験型イベントを開催する仕掛け人たち

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 和歌山・紀の川市の各地で3月5日から、「紀の川フルーツ体験!ぷるぷる博覧会」(略称 ぷる博)が開催される。主催は「紀の川フルーツ・ツーリズム」(紀の川市粉河、TEL 080-3846-2218)。

「フルーツ寿司」と「九重雜賀」の日本酒や果実酒

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 同市はハッサクの生産量が全国1位で、「あらかわの桃」も産出するなど、1年を通してさまざまなフルーツを栽培。同イベントでは、「フルーツの産地」の特性を生かした催しを市民や企業、行政が仕掛け人となって、1カ月間に農業体験やスムージー作り、桃畑でのBBQなど市内数カ所で65種類の体験型イベントを展開する。

 初日は市役所でオープニングイベント「ぷるフェス」が開かれるほか、開幕を記念して、地酒とすしが楽しめる特別列車「ぷるぷるトレイン」を打田駅~橋本駅間で運行する。車内では酒造会社「九重雜賀」(桃山町元)の日本酒や果実酒、すし店「力寿し」(粉河)の「フルーツ寿司(すし)」を味わえる(参加費=5,000円、定員30人)。JR西日本の福山和紀さんは「沿線の地元企業と共同して、まちを盛り上げたい。料理とお酒はもちろん、車窓からの景色も楽しんで」と呼び掛ける。

 「フルーツ寿司」は店主・力谷昭夫さんが2015年に開発。力谷さんは「フルーツとシャリという組み合わせが話題になり、名物料理と呼ばれるようになった。食べた人からは『今までに食べたことがない新しい味』『果物と酢飯が意外に合う』『体に優しい味』など好評だ。この季節ならイチゴ、キウイ、デコポン、リンゴなど鮮度のいいネタがそろう。特別列車でのほかにも、すし作り体験も開催するので、旬のイチゴ『まりひめ』を使ったおいしい巻きずしの作り方を教えたい」と意気込む。

 ぷる博事務局の児玉敏昭さんは「3年以上前から、住民・行政・事業者が集まり、『フルーツ・ツーリズム』という切り口から体験・レシピ・商品・学びを行ってきた。『ぷる博』はフルーツを使ったおもてなしの集大成になる。工作やカルタ大会、農業体験や茶会、アフタヌーンティーなど、大人から子どもまで楽しめる催しが集まっているので、『フルーツ大好きな紀の川市』を存分に楽しんでほしい」と話す。

 「ぷるフェス」は参加無料。各種体験型イベントは参加費と申し込みが必要。4月9日まで。

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