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和歌山・貴志川町でイチゴ狩り 例年より遅め、「甘味たっぷり」5月中旬まで

口いっぱいにイチゴを頬張る子どもたち

口いっぱいにイチゴを頬張る子どもたち

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 ネコ駅長で知られる和歌山電鉄貴志駅近くの「貴志川観光いちご狩り園」(紀の川市貴志川町神戸、TEL 0736-64-7212)で現在、イチゴ狩りが行われている。経営は地元商工会と市で組織する貴志川観光いちご狩り協会。

真っ赤に実り、食べごろを迎えた和歌山県オリジナルの「まりひめ」

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 約40年前に県内で最初にイチゴ狩りを始めた同園には、毎年1月下旬から5月の中旬の期間中、約2万人の観光客が訪れる。イチゴは2万株、和歌山オリジナル品種「まりひめ」や「さちのか」「紅ほっぺ」の3種を栽培している。

 時間無制限の食べ放題制。同園ではイチゴの持ち帰りはできず、出荷も行わない。4月21日まで予約を受け付け、それ以降は先着順となる。

 観光農園を運営する「エコリアル」の小日向浩社長は「今年は寒波の影響か、例年より発育が1カ月ほど遅れているが、味や形などには影響は出ていないので安心でして甘味たっぷりのイチゴ狩りを楽しんでほしい」と話す。「当園では独自に開発した微生物『ERバイオ』を土や苗に使って糖度の高いイチゴを育てている。無農薬のイチゴ栽培は難しいが、フルーツ王国・紀の川市で実現を目指したい」と意気込む。

 東京都在住で帰省中の家族連れの女性は「ここには保育園の時に遠足で来た記憶がある。子どもにも和歌山の果物を食べさせられてうれしい。自分たちの手で採った、採れたてのイチゴは格別においしい」と笑顔を見せた。

 営業時間は9時~15時(14時受け付け終了)。大人=1,500円、小学生=1,000円、幼児=700円。5月中旬まで。

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