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和歌山・四季の郷公園で藤棚が咲き始め 観測史上最も早い開花

四季の郷公園中央の多目的広場にある藤棚で咲き始めたフジ

四季の郷公園中央の多目的広場にある藤棚で咲き始めたフジ

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 和歌山電鉄貴志川線伊太祈曽(いだきそ)駅近くの四季の郷公園(和歌山市明王寺)で現在、フジが開花し来園者の目を楽しませている。

園内で咲き始めのツツジ

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 同園は、25.5ヘクタールの敷地に、自然との触れ合いや観察をテーマにした森林エリアや、バーベキュー場、70メートルのスライダーやアスレチックなどの遊具、各種標本を展示した施設、図書スペースや研修室などを備える。園内ではソメイヨシノやツツジ、フジ、バラ、ヒマワリ、コスモス、ナノハナ、ハギなど四季折々の花を見ることができる。

 和歌山地方気象台の発表では、今年のノダフジの開花は4月5日。平年より約2週間早く、同気象台が1879(明治12)年に県営の和歌山測候所として創立し観測を始めて以来最も早い開花となった。

 同園の小杉拓さんは「今年の春は暖かく、サクラを始め全体的に開花が早い。例年フジは4月末頃に咲くので今年はずいぶん早い。これからはフジのほかツツジや温室のバラがきれいに咲くのでぜひ足を運んで春を感じてほしい」と話す。

 4月7日~8日に開催された手作り品のマーケットイベント「四季の郷クラフトフェア」の来場者は「もうフジが咲いている。早い」「サクラは散ってしまったが、フジが見られてうれしい」などと四季の郷の春を満喫していた。

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