和歌山城近くのブックカフェ「本屋プラグ」(和歌山市万町、TEL 073-488-4775)で5月6日、和歌山市出身の俳人・堀本裕樹さんを迎えて「つくらない句会」が開催される。
堀本さんは1974年生まれ。子どものころから言葉や小説が好きで、俳句の道に進んだ。俳句結社「蒼海(そうかい)」主宰。俳句の新人賞「第2回北斗賞」、第36回俳人協会新人賞、平成27年度和歌山県文化奨励賞など数々の賞を受けた。著書は句集「熊野曼荼羅(まんだら)」や、漫画家・ねこまねきさんとの共著「ねこのほそみち」、又吉直樹さんとの共著「芸人と俳人」など多数。
同イベントは「短歌と俳句の五十番勝負」出版を記念して企画した。昨年末堀本さんが同店を訪れ、店主の三木早也佳さんと話が盛り上がり開催を決めたという。
「つくらない句会」は、堀本さんが事前に用意した古今の俳句から参加者が選句し、人気投票して俳句の魅力を語り合う。参加者が俳句を作らなくてよいため、俳句を詠んだことがない人でも気軽に参加できるという。
堀本さんは「俳句は高尚、難しいと思われがちだが、簡単に始めることができて、やってみると言葉の豊かさや奥深さ、面白みがわかってもらえる」と話す。「『つくらない句会』が先人の俳句に触れて、興味を持つきっかけになれば。どなたでも参加できるので気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。参加費は3,500円(「短歌と俳句の五十番勝負」、ワンドリンク付き)。