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和歌山・岩出の日本酒蔵元「吉村秀雄商店」で初呑み切り&蔵開き 飲み比べ試飲会も

新酒「車坂 山廃純米吟醸」を手にする杜氏の藤田晶子さん

新酒「車坂 山廃純米吟醸」を手にする杜氏の藤田晶子さん

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 和歌山・岩出の酒造店「吉村秀雄商店」(岩出市畑毛、TEL 0736-62-2121)で7月29日、「初呑(の)み切り」と蔵開きが行われた。

ズラリと並ぶ日本酒を試飲できる

 初呑み切りは、冬に醸造した日本酒の熟成具合を確認する蔵の行事。気温が上がると熟成も進むため、夏に行っている。今年で12回目となる同イベントは、通常は関係者のみで行うが、地域住民に蔵のことを知ってもらおうと、蔵開きも合わせて行う。

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 当日は、県内のほか大阪、奈良などの酒販店や飲食店関係者と一般参加者約170人が参加した。今年の新酒「車坂 山廃純米吟醸」の生原酒や、古いものでは1988(昭和63)年に造られた古酒「亀の歩み」、北山村産のかんきつ「じゃばら」を使った「じゃばら酒」をはじめ、熟成中の日本酒30種、焼酎4種、リキュール12種などがズラリと並んだ。かん酒を飲めるコーナーも設置したほか、隣接する同社直営の地酒販売店「酒のねごろっく」の角打ちコーナーでは巻きずしやそうめん、おつまみなどを販売し、参加者でにぎわった。参加者の中には、工場長や杜氏に酒の種類や味の違い、製造過程などを聞く人もいた。

 同社杜氏の藤田晶子さんは「一口に日本酒と言っても、大吟醸や純米酒、長期熟成酒などさまざまな種類があるので、自分の好きなタイプのお酒を見付けてもらえたら。難しく考えず、インスピレーションで見付けるのがお薦め」と話す。

 和歌山市から来た40代女性は「もともと酒蔵見学に興味があって、飲み比べもできる機会と聞いたので参加した。こんなにお酒を飲み比べられて幸せ」と笑顔を見せていた。