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和歌山のカフェギャラリーで画家・小野明日香さん初個展「幸せの王国」

グループ展に出展した作品の隣で、新作を手にする小野明日香さん

グループ展に出展した作品の隣で、新作を手にする小野明日香さん

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 和歌山・紀伊小倉駅近くのギャラリーカフェ「AQUA(アクア)」(和歌山市満屋、TEL 073-463-4640)で8月14日、画家・小野明日香さんの初個展「幸せの王国」が始まる。

小野さんが描いた「幸せの王国」展イメージスケッチ

 小野さんは和歌山県在住の25歳。中学・高校は美術部に所属し、進学した奈良芸術短期大学の洋画コースで、絵画の基礎的な技術や知識を学んだ。卒業後は美術商や障がい者支援所職員、カフェ店員などをする傍ら、自らの絵画スタイルを模索したという。小野さんは「描くことから遠ざかった時期もあったが、知人から『イベント用の大きなパネルを描いてほしい』と依頼された作品を描いた後、私は描く人でいたいと思った」と話す。

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 2017年にアクア主催のスクエア(正方形)絵画を集めたアートコンペティション『スクエア展』で『金の卵賞』を受賞。副賞として同ギャラリーで個展を開催する。

 今回の個展は、約4メートル四方のスペースに大小15作品以上の絵画作品を展示。どのキャンバスも画布を裏返しに張り、裏地のザラつきににじむ画材の発色と、アクリル絵の具・油絵の具を併用した相乗効果で作品の世界観を演出する。そのほか、ベッドや机、数点の小物が置かれ、展示スペース全体がインスタレーションになる。

 小野さんは「子どものころは女の子向けのアニメが好きだったが、弟が見る少年向けのテレビやマンガにも影響を受け、私の中で少女物と少年物がごっちゃになった。そのせいか、学生時代には、エドワード・ホッパーやデイヴィッド・ホックニー、フランシス・ベーコンといった男性画家に影響を受けた。心の根っこはガーリーだが、画風は男っぽいかもしれない。見る人の心模様を映し出せる鏡のような作品にすることを大切にしている」と話す。「インスタレーションの主題は『部屋』。最近は生活も落ち着き、少女から女性への節目も感じる。少女時代の集大成の展示になれば」とも。

 営業時間は10時~17時。入場無料。8月19日まで。