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和歌山城天守閣が紅白にライトアップ 還暦のちゃんちゃんこをイメージ

紅白にライトアップされた和歌山城天守閣

紅白にライトアップされた和歌山城天守閣

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 和歌山城(和歌山市一番丁)が10月1日、紅白にライトアップされた。

天守閣再建60周年を迎えた和歌山城天守閣(日中)

 竣工記念日の10月1日、天守閣再建60周年を迎えた同城。還暦の赤いちゃんちゃんこをイメージし、天守閣を紅白にライトアップした。

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 同城は、1585(天正13)年に紀州を平定した羽柴秀吉が、弟の秀長に命じて紀の川河口部の「岡山」(現在の虎伏山)に城を築かせたのが始まり。1600(慶長5)年、関ヶ原の戦い後、浅野幸長が城主となり連立式天守を建て、現在の本丸・二の丸・西の丸に屋敷を造営したほか、大手門を岡口門から一の橋方面に移し、本町通りを大手筋として城下町を整備した。1619(元和5)年に徳川家康の10男・頼信が55万5000石を拝領し、紀州藩が成立。二の丸を西に広げ、砂の丸・南の丸を新たに造成した。

 天守閣は1935(昭和10)年に国宝に指定されたが、1945(昭和20)年7月9日の空襲で消失。戦後復興の中、1951(昭和26)年に再建の積立金を開始し、1955(昭和30)年度に「和歌山城再建調査費」が計上され、再建の動きが本格化した。設計は東京工業大学の藤岡通夫さんが担当し、忠実に再建するためにいったん木造で設計した後、鉄筋コンクリートに置き換えて設計し直した。総工費1億2,000万円のうち約5,700万円が市民や市出身者らの寄付で賄われ、1958(昭和33)年10月1日に現在の天守閣が竣工した。

 当日は日没後に自動点灯するライトに赤いフィルムをかぶせ、天守閣に通常の光と赤い光を当て紅白を演出。三脚を立てて本格的に写真を撮る人や、バスの待ち時間や帰宅途中に立ち寄ってスマホで写真を撮る人の姿が見られた。

 和歌山城整備企画課の担当者は「台風24号の影響で昨日予定していたキックオフイベントが無くなってしまったが、今日はいい天気に恵まれて良かった。今朝は開城前から天守閣前広場には30人くらい集まっていて改めて市民に親しまれると感じた」と話す。「ライトアップをはじめ、クリアファイルのプレゼントや人力車体験、『埋門(うずみもん)』の特別公開など、たくさんのイベントが控えているので、一緒に和歌山城60周年を祝い、ぜひ足を運んでほしい」とも。