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和歌山・広川で「稲むらの火祭り」 世界津波サミットの外国人高校生も参加

廣八幡神社まで歩く外国人高校生

廣八幡神社まで歩く外国人高校生

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 「第16回 稲むらの火祭り」が10月28日、廣八幡神社(有田郡広川町上中野)で行われた。

たいまつで点火された稲むら

 1854(安政元)年の安政東海地震で紀伊半島一帯を大津波が襲った際、水田にあったわらに火を付け村人を高台の廣八幡神社へ避難させた濱口梧陵の活躍と津波防災への功績をたたえる同祭。同町の小中学生や一般の人がたいまつを手に、町役場前から神社までを巡行する。

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 当日は、役場前で「詩舞 敬う神濱口梧陵」、「紀の国華舞」のよさこい、広小学校6年生の合唱、民謡「まりと殿様」「疾風打太鼓」などの披露後、灯油を染み込ませたタオルを巻いた長さ約1メートルのたいまつに火を付けて廣八幡神社までの道のり約2キロを743人が歩いた。31日に開催する「世界津波の日2018 高校生サミット in 和歌山」に参加する海外の高校生約250人が行列に参加。道中に用意した稲わらに火をつけ、暗闇の中、神社への道が炎に照らされ幻想的な風景が広がった。

 神社到着後は、たいまつ奉納や神事、「平安の舞」を行い、フラメンコや「稲むらの火カレー」の振る舞いなどを行った。

 たいまつを持って歩いた同町在住の50代女性は「広川町は日頃から避難訓練を行って、防災への意識が高い。毎年祭りが開催されているのは知っていたが参加は初めて。初めて持ったたいまつは想像以上に重たかった」と話していた。