すし店「ぶらくりきっちん かどっこ」(和歌山市米屋町、TEL 073-488-5276)が、ぶらくり丁商店街にオープンして1カ月がたった。経営は「フーズファイル」(築港3)。
同商店街の「ぶらくりきっちん」、県庁の食堂「きいちゃん食堂」(小松原)に続く同店。ぶらくりきっちんの隣が空きテナントになったことから、社長の大里公子さんが、街のためにもシャッターを開けて商売し、少しでも雇用を増やそうと開業した。店舗面積は15坪。席数はカウンター席10席。
大里さんの知人の紹介で、すし職人歴40年の草分利和さんを大将に招き、和歌山の魚を中心に、すし、刺し身、一品料理などを提供する。マグロや卵、生タコなどに加え、関西では珍しいコハダが人気という。にぎりや巻きずしは持ち帰りにも対応するほか、ぶらくりきっちんでの注文も受け付ける。
メニューは、タイ(2貫=350円)、マグロ赤身(2貫=480円)、盛り合わせ(1人前=800円)、さば棒ずし(830円)、巻きずし「かどっこ巻き」(730円)など。一品料理は、コハダ酢、灰干しサンマ(以上580円)、生マグロほほ肉・頭肉のあぶり塩(各680円)など。
ランチメニューは、サラダや茶わん蒸し、みそ汁が付いた「にぎりずしセット」(1,000円)、「海鮮丼」(1,200円)など。ドリンクメニューは、県内の純米酒「紀土」(平和酒造)や「黒牛」(名手酒造)、「三年坂通り」(祝砲酒造)のほか、「日高見」(平考酒造)などをグラス(630円)で提供する。ビール(490円~)、ハイボール(380円)など(以上税別)。
大里さんは「開店したら『シャッターが開いた』と喜んでくれるお客さんが多かった。ぶらくりきっちんはサラリーマン客が多いが、かどっこは年配の人や女性、近所の人が多い。土日は家族連れも多く、職人が目の前ですしを握る姿を見て子どもはとても喜んでくれる」と話す。「店内を明るく、値段をはっきりして、若い人でも入りやすくした。海外の観光客に向けて英語のメニュー表も用意しているので、気軽におすしを楽しんでいただければ」とも。
営業時間は11時~20時。水曜定休。