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和歌山の和太鼓ソリスト・嶋本龍さんがコンサート 紀伊國屋文左衛門をテーマに

8月3日の公演に向けて練習に励む嶋本さんたち

8月3日の公演に向けて練習に励む嶋本さんたち

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 和太鼓ソリスト嶋本龍さんのコンサート「孤高の商人 紀伊國屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)」が8月3日、有田市民会館(有田市箕島)で開催される。

和太鼓ソリストの嶋本龍さん

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 嶋本さんは有田郡湯浅町出身の和太鼓奏者。11歳で和太鼓を始め、16歳からはアマチュア集団「疾風打太鼓(しっぷううちだいこ)」で活動。32歳でプロ奏者兼指導者となり、主にソリストとして活動するとともに、国内外の団体や学校で、和太鼓演奏の普及に努めている。

 コンサートは2部制で、1部は嶋本さんのソロ演奏、2部は、しの笛奏者の山本智加さんと和太鼓団体「和太鼓 文左衛門」とともに「紀伊國屋文左衛門」をテーマに、ストーリー仕立ての舞台を展開する。演奏曲は全曲オリジナル。

 「和太鼓 文左衛門」は、嶋本さんがプロ活動10周年を記念し、2018(平成30)年に和太鼓教室の生徒から自分の演奏をサポートできる実力派メンバーを選んで結成した。中学2年生~30代のメンバー7人は、同ステージに向け、1年間の練習を積み、嶋本さんと共に舞台に立つ。

 ゲスト出演するしの笛奏者の山本さんは「『和太鼓 文左衛門』の人たちはとてもまっすぐで一生懸命。年齢の幅も感じさせず、一緒に練習してみて、気持ちよく演奏ができた。これから1カ月で練習を重ね、どんな舞台に仕上がるのか楽しみ」と話す。

 嶋本さんは「和太鼓の魅力は年齢や性別関係なく一緒に舞台に立てること。教室の生徒の中には、親子で習って共通の話題になることもある。元気な80代の生徒もいるので、年齢に関係なく長く続けられる。公演に来た人が『和太鼓をやってみたい』と思ってくれたらうれしい」と話す。「紀伊國屋文左衛門は伝説の人物で諸説あるが、地元湯浅に伝わる伝承や自分のイメージで楽曲を作った。和太鼓の音色や迫力はもちろん、和歌山の歴史も感じてもらえれば」とも。

 12時30分開場、13時開演。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,500円。チケットは、海南市民交流センター窓口(海南市下津町下津、TEL 073-492-4490)と和太鼓ソリスト嶋本龍事務局(TEL 0737-62-3626)で取り扱う。

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