和歌山城の動物園に記念撮影用パネル設置-こどもの日にお披露目

除幕式の様子

除幕式の様子

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 城の敷地内にある動物園として全国的にも珍しい和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で5月5日、記念撮影用パネルの設置と除幕式が行われた。パネルは和歌山東ロータリークラブの設立55周年を記念した寄贈品。

冬眠から目覚めて日の浅いツキノワグマのベニーちゃん

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 この日の気温は前日から5度近く下がり、最高気温は20度弱。小雨がぱらつく中、10時から飼育員と動物園を応援する市民ボランティア団体「わかやまフレンZOOガイド」による「たのしい動物ガイド」が行われ、リスザルやミーアキャット、ヤギが紹介された。

 11時からは、大橋建一市長や同ロータリークラブ会長の村田昌之さん、関係者ら15人によって寄贈パネルの除幕式を実施。「フレンZOOガイド」の子どもたちと一緒に幕が引かれ、記念撮影用のパネルがお披露目されると大きな拍手が送られた。

 パネルの大きさは、幅1メートル80センチ、高さ2メートル30センチ。ポニーやフラミンゴ、コブハクチョウ、フンボルトペンギン、ウサギなど同園の動物たちのイラストが描かれている。背景には和歌山城の写真と「和歌山城 お城のどうぶつえん」の文字を配置。動物たちと一緒に記念撮影ができるようになっている。

 さらに、パネルの前には同園で人気のツキノワグマのベニー像を設置。素材は繊維強化プラスチック(FRP)で、ほぼ実寸大で作られている。当初の予算は50万円程度を見込んでいたが、パネルが100万円、FRP製ベニーに20万円程度かかったという。

 「未来を支える子どもたちが、家族と共にこの場所を楽しんでくれることを期待している」と村田さん。「来年の国体開催を控え、観光客の増加が見込まれている。少しでも地元観光事業の役に立てれば」とも。

 記念撮影第1号は、大阪府豊中市から来た家族連れ。「インターネットで調べて動物園に来たら、たまたま式典が行われていた。和歌山に来た記念になってうれしい」と笑顔を見せた。

 開園時間は9時~17時。入園無料。

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