列車内や駅でのコンサート、作品展示を行う臨時列車「アートトレイン」が8月31日、JR和歌山線の和歌山駅~橋本駅間で運行される。
県立和歌山高校総合音楽部吹奏楽班によるわかちか広場での演奏(昨年の様子)
和歌山線沿線の高校生が主体となり、乗車マナー向上や沿線活性化を目的に、列車内や駅、駅前で開催する同イベントは2016(平成28)年に始まり今年で4回目。和歌山線と沿線地域の活性化を目指す「ぼくらの和歌山線活性化プロジェクト(ワカカツ)」の一環として、きのかわ支援学校と県立高校10校が参画する。
臨時列車は3月にデビューした227系新型車両。車内では、和歌山工業・粉河・県立和歌山・那賀・星林・和歌山北高校の吹奏楽部や軽音学部が順次演奏するリレーコンサートを開催する。司会はワカカツ応援大使のお笑いコンビ「わんだーらんど」が務める。
同日、和歌山駅西口地下広場(わかちか広場)でも、40分程度のコンサートを5回開催するほか、和歌山駅と橋本駅では絵画や書道、写真などの作品を展示する。
実行委員長で県立和歌山高校3年生の松本愛結さんは「列車内の演奏会では、流行曲や有名な曲など子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめるよう演奏するので、各学校それぞれの特徴を楽しんでほしい。橋本駅と和歌山駅にも各校から力作を展示するのでぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。
臨時列車は和歌山駅発9時25分と橋本駅発13時40分の1往復。駅コンサートは、14時50分~、15時30分~、16時10分~、16時50分~、17時30分~。橋本駅と和歌山駅の作品展示は9月末まで。