ごみ拾い活動「気候保護のためのストライキ in 和歌山」が9月22日、加太海水浴場(和歌山市加太)で開催された。
9月23日にニューヨークで開かれた国連気候行動サミットを前に行動を起こそうと、大阪府出身の谷口たかひささん(31)が47都道府県で気候保護についての集会や講演会開催を呼び掛け、加藤理奈さんと堀切美央さんが子どもの通う保育園で利用する加太海水浴場のゴミ拾いを計画した。
当日は65人が集まり、バケツを手に海岸を歩き、空のペットボトル、空き缶、たばこの吸い殻、プラスチック容器やその破片などを拾い集めた。親子での参加が多く、親子で協力したり競い合ったりしてゴミを集める姿も見られた。約2時間でゴミ袋20袋以上のゴミを集めた。
和歌山市在住の女性は「細かくなってしまったプラスチックは拾いづらい。ゴミを拾いながら、どうすればポイ捨てがなくなるのか考えた。大人の責任が大きい感じる」と話す。
加藤さんは「子どもたちの生きる未来の地球環境に不安を感じる。初の試みだったが、たくさんの人とつながりができてうれしかった。発信する人が増えれば市民の意識も変わる。県内同時開催など取り組みを広げていければ」と話す。
堀切さんは「たくさんの人に助けてもらって無事に開催できた。予想よりも参加者が多く、皆さんの関心の高さを感じた。参加者の熱い思いもゴミもまだまだたくさんある。子どもたちと一緒に参加できる活動なのでこれからも続けていきたい」と意気込む。