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和歌山・ビッグウエーブで「おもしろ環境まつり」 楽しみながら次世代にバトンを

参加を呼び掛ける実行委員の臼井達也さん、実行委員長の中島敦司教授、和歌山県環境生活総務課の入江基旭さん(左から)

参加を呼び掛ける実行委員の臼井達也さん、実行委員長の中島敦司教授、和歌山県環境生活総務課の入江基旭さん(左から)

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 JR宮前駅近くの武道・体育センター「和歌山ビッグウエーブ」(和歌山市手平2)で12月2日、「おもしろ環境まつり」が開催される。

2014年8月21日 夏休みこども出前学習会の様子

 初開催となる同イベント。子どもたちが楽しみながら環境保全活動について学び、体験できる企画を用意する。コンセプトは、「今ある工夫やこれからのアイデアを共有して次世代にバトンを渡す一日」を目指す。

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 出展内容は、地球温暖化や気候変動を学ぶ「知ってみよう なぜ変な天気がふえているの?」、エネルギーを学ぶ「チャレンジしてみよう 電気がたりない?いっしょにつくろう」、リサイクルや廃棄物の理解を深める「分けてみよう・使いおわったものが別のものに?」、生物多様性を知る「見てみよう 和歌山のいろんな自然のこと」、食料や飲料水を考える「考えてみよう 水・食べ物はどこから来ているの?」など。そのほか県内40の団体・企業が出展し、エコドライブ体験、外来生物紹介、ペーパークラフト、電気教室などさまざまなコーナーを設ける。

 実行委員の臼井達也さんは「和歌山には天ぷらなどの廃油で動く車『天ぷらカー』を作る会社がある。当日は天ぷらカー改造の実演も行う。地元にも、エコでかっこいい企業がたくさんあることも知ってもらいたい」と話す。

 会場には和歌山県が募集した、県内の小学生4~6年生のエコ活動リポート「わかやまこどもエコチャレンジ」2811点を一挙に貼り出す。県環境生活総務課の入江基旭さんは「ウサギに野菜などを食べさせて堆肥を作るなど、大人が目を見張るユニークな活動がある。子どもたちのリポートからもたくさんのヒントをもらえる」と話す。

 同イベントでは「ごみをゼロに」「3Rの工夫」「エネルギーの使用を少なく」の3つを掲げ廃棄物を出さない環境に優しいイベントを目指す。会場の設営に必要なパーティションなどは廃材や不要になったふすまなどを再利用し、出展者自身が制作する。物を上手に使い分けるシンボルとして、フロアの中央に廃材や流木を使用したティピ(円すい型テント)を設置する。

 実行委員長を務める和歌山大学教授の中島敦司さんは「環境保全活動はクリエーティブで楽しく面白い活動だと子どもたちに伝えたい。2050年までにCO2を80%減らすことが目標になっているが、今のままでは急に厳しい規制をかけることになるので、日常の生活スタイルを緩やかに変えていく必要がある。環境保全活動は意識の善悪を問うものでなく、普段の暮らしの中で気楽なもの、例えば食生活で簡単に変えられる。楽しく、面白く、体験してもらい、やってみたい発見が見つかればいい」と話す。「来場者は仲間だと思っているので感想もしっかり伝えてほしい。来年も続けていきたい」とも。

 開催時間は10時~15時。

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