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和歌山・龍神村が舞台の絵本「ようかいでんしゃ」 地元で交流イベント

イベントの様子(TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店)

イベントの様子(TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店)

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 和歌山県内の書店「TSUTAYA WAY (ツタヤウェイ)」のオーシティ前田辺店(田辺市東山)とガーデンパーク和歌山店(和歌山市松江)で11月19日、田辺市出身の絵本作家・ナカオマサトシさんの交流イベントが開催された。主催は同店とポプラ社(東京都新宿区)。

ナカオさん(左)とドーリーさん

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 同イベントは、今年8月に刊行したナカオさんの絵本「ようかいでんしゃ」(1,300円)が龍神村(田辺市)を舞台にしていることにちなみ、地元書店が企画した。イベントには、イラストを手掛けたドーリーさんも参加し、絵本の読み聞かせや即興のイラスト作り、サイン会を行った。両店には、それぞれ親子連れ約30人が集まった。

 ドーリーさんは「イベントでは、子どもさんたちのとても素直な反応にほっこりした。子どもたちの声を元に空想の生き物を描いていく即興のお絵かきが楽しかった」と話す。

 同作は、祖父母に会うために架空の路線「きのくに龍神線」に乗り、龍神村に向かう少年と妖怪たちの交流を描いた物語。

 同村出身の父を持つナカオさんは「龍神村行きの電車はないので、小さい頃、龍神村に行く時は山道で車酔いをして大変だった。『龍神村行きの電車があればいいのに』と考えていた自分の夢を込めた」と話す。「子どもたちはすごく真剣に聞いてくれてうれしかった。地元・田辺では、同級生や近所の人など、地元の人に応援してもらえて感動した。この本を持って、和歌山のいろいろな所を旅して、楽しい体験をしてほしい」とも。

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