社会実験「市駅グリーングリーンプロジェクト2019」が10月22日、紀の川第5緑地で開催される。主催は、一般社団法人「市駅グリーングリーンプロジェクト」、市駅地区商店街連盟、城北地区7自治会、和歌山大学観光学部永瀬研究室、市民有志などで組織する実行委員会。
2018年に紀の川河川敷で行った市駅グリーングリーンプロジェクトの様子
和歌山市駅周辺の公共空間を「緑と憩いの広場」として活用する同社会実験は、2015(平成27)年に始まり今年で5回目。2017(平成29)年までは市駅前通りで、2018(平成30)年は紀の川河川敷で行った。今年は紀の川と市駅と街の可能性を体感する社会実験として「シエキノカワでピクニック。」と名付けた。日本の水辺の新しい可能性を市民・企業・行政が一体となって創造するプロジェクト「ミズベリング」にも参画する。
当日は円すい形テント「ティピーテント」やハンモック、ピクニックラグを無料で貸し出し、気軽に河川敷でピクニックを楽しめる。本の展示や貸し出し、読み聞かせを行う「青空ライブラリー」や音楽ステージ、紀の川の魚を展示する「小さな水族館」、ヤギふれあい体験なども行う。
そのほか、カヌーやヨガ、ワルツなどの体験型アクティビティ、ドライフラワーの壁飾りづくりなどの工作ワークショップ、本や雑貨、アウトドア用品などを展示・販売する「暮らしのマルシェ」、手ぶらで参加できるバーベキュースペース(要予約)、「+39 CAFE&BAR(プラスサンジュウキュウカフェアンドバール)」(島崎丁3)や「SANDOYA(サンドヤ)」(七番丁)、「玉林園」(出島)などが出店するカフェテリア、ファーマーズマーケットを開く。
実行委員長で和歌山大学観光学部准教授の永瀬節治さんは「昨年よりコンテンツが充実し、特にピクニックはおしゃれにガーランドやティピーテントを用意する。若い人から年配の人まで楽しんでもらいたい」と話す。「市駅のすぐ近くに雄大な紀の川があり、日常の中でも河川敷で楽しめることを体感してほしい。当日は公共交通を使って街歩きも楽しんでほしい」とも。
開催時間は10時~16時。