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和歌山の子どもプログラミングクラブが開催30回目 ボランティアが運営

第30回コーダードージョーの開催風景

第30回コーダードージョーの開催風景

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 ボランティアが運営する子どもたちのプログラミングクラブ「CoderDojo(コーダードージョー)和歌山」が10月27日、30回目を迎えた。

作品を発表する様子

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 7歳~17歳の子どもを対象にした「コーダードージョー」は2011年にアイルランドで始まり、世界93カ国、1900以上の都市で開催し、日本では現在41都道府県186カ所、県内では田辺市でも開かれている。子ども自身が主体的に作りたいものを考え、興味を広げていくことを大切にし、プログラムの書き方やウェブサイトの構築、アプリやゲーム制作などに挑戦する。

 コーダードージョー和歌山は2017(平成29)年11月からスタートし、和歌山市内で月1回開催している。これまで参加した子どもは延べ100人ほど。プログラミングソフト「スクラッチ」などを使って簡単なゲームなどを作る。子どもたちは作りたいものを考え、分からないことは本で調べたり、「メンター」と呼ばれる技術支援者に相談をして制作をすすめる。最後に制作物を発表し、お互いにアドバイスなどを交換する。

 30回目当日は6人の子どもが参加。「スクラッチ」を使って自分で考えたゲームをプログラミングした。子どもたちが画面を見ながら「こっちを選べばいいんじゃないかな」「X座標を30ぐらいにしたらどう」など、互いに教え合う姿も見られた。発表では制作状況を報告し、お互いにアドバイスを出し合い、最後は拍手で頑張りをたたえあった。

 2回目の参加という小学6年生の男子児童は「この道場で初めてプログラミングを知った。1回目に作りかけたサッカーのゲームを今日は完成させたので、今度は雷のゲームを作っている」と笑顔を見せる。

 運営者の西岡純生さんは「プログラミングを必須とは思わないが、学校の授業で苦手や嫌などのイメージになるのは悲しい。楽しいイメージを持ってもらえるようにコーダードージョーを始めた。ここではこうしなければならないという決まりがないので、いくらでも好きなことができる遊びと学びの場。子どもたちの発想が豊かで毎回驚かされるのでやってよかったと感じる」と話す。「ボランティアが増えれば、子どもの受け入れを増やせるので、関心がある大人にも来てもらえれば」とも。

 次回開催は11月10日=13時30分~15時30分。会場は和歌山市あいあいセンター。参加無料(要事前申し込み)。

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