おにぎりと米粉菓子を販売する米穀店「ライスガーデン」(和歌山市大谷、TEL 073-419-2288)が11月18日、オープン10周年を迎えた。経営は「米笑フードサービス」(六十谷、TEL 073-461-0010)。
ライスガーデンのイートインで食べられる「おにぎり2個セット」
六十谷駅近くでスーパーや店舗への配達をメインにした米穀店「米匠みやがき駅前店」を経営する同社。小売り販売店が減る中、個人客の好みに合わせた精米したての米を少量から販売しようとライスガーデンをオープンした。
常時15種類~20種類の米を取りそろえ、減農薬栽培米を中心に、無農薬米を1~2種類扱う。玄米は1キロから、精米は1.5キロから販売する。取り扱う銘柄は、新潟県魚沼産「コシヒカリ」(1キロ=880円)、熊本県産「森のくまさん」(1キロ=680円)、福井県産「いちほまれ」(1キロ=980円)、京都産「夢ごこち」(1キロ=480円)など。販売する銘柄は時期によって変わる。
そのほか握りたてのおにぎりと米粉で作った菓子の販売を行う。具は、南高梅、ツナマヨネーズ、キムチ味たらこ(以上138円)、焼きおにぎり、鮭(以上169円)など15種類。ご飯は白米、玄米、もち麦ご飯の3種類を用意する。イートインスペースを設け、みそ汁と漬物が付く「おにぎり1個セット」(460円)、「おにぎり2個セット」(560円)、「ご飯セット」(510円)も用意する。
米粉を使ったワッフル「和ッフル」(プレーン=120円、アーモンド、チョコチップ、抹茶=以上135円、サツマイモ=140円など)、米粉シフォンケーキ(1カット=190円)、米粉ビスケット「ビスキュイ・ド・シャンパーニュ」(135円)、玄米黒糖サブレ(300円)なども販売する。
店長の宮垣章子さんは「米は精米したてがおいしい。同じ品種でも産地によって食味が違ったり、年によってできが違ったりする。その年の目新しい品種もある。柔らかめ、固め、炊いたらモチモチするなど食感もさまざま。食べ比べて自分の好みを知ってもらえれば」と話す。「10年はあっという間だった。米は重いので大変な時もあるが、お客さんの『おいしい』の声を聞くとがんばろうと思う。米を持ち上げられる限りはマイペースに丁寧にやっていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~18時、イートインは11時30分~14時。祝日定休。