和歌山の酒造会社「中野BC」(海南市藤白、TEL 073-482-1234)が3月19日、「パインアメ」とコラボした「パインアメサワーの素」を発売した。
「パインアメ」は、「パイン」(大阪市)が1951(昭和26)年に発売したパイナップルの輪切りをイメージした黄色いドーナツ状のあめ。関西を中心に知られていたが、近年は雑貨やファッション業界とのコラボでも注目され、全国的に知られるようになった。
同社はこれまで、「紀州のパイナップル梅酒」や「富士白レモンチュウハイの素」などを販売。これらで培ったノウハウを生かし、パインアメを食べて育った大人が楽しめる酒を造ろうとコラボ商品を開発した。
「パインアメサワーの素」はアルコール度数25度、炭酸水で5倍に薄めて飲む希釈タイプ。パインアメの甘さとジューシーさを再現したという。パッケージもパインアメのパッケージを再現し、一目でコラボ商品と分かるように仕上げた。
同社の妹尾綾さんは「パインアメは、特に関西の人では知らない人はいないほど有名。子どもの頃に食べていたものを大人として楽しんでもらいたい。自粛時ではあるが、そんなときこそ昔懐かし当時の思い出をさかなに自宅で楽しんでらえれば」と話す。「炭酸で割るだけでなく、パイナップルの輪切りを入れたり、パインアメを入れたりしてアレンジしてほしい。さまざまな飲み方を発見してもらえれば」とも。
価格は600ミリリットル入り1,628円、1.8リットル入り4,818円。販売期間は9月30日まで。