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新「パンダくろしお」運行開始 SDGsテーマに新デザイン、先頭には子パンダ

海南駅を発車したパンダくろしお「サスティナブルSmileトレイン」(7月23日撮影)

海南駅を発車したパンダくろしお「サスティナブルSmileトレイン」(7月23日撮影)

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 アドベンチャーワールド(西牟婁郡白浜町堅田)とJR西日本(大阪府)がコラボしたラッピング列車「パンダくろしお『サスティナブル Smile トレイン』」の運行が7月23日、JR京都駅~新宮駅間で始まった。

パンダくろしお「サスティナブル Smile トレイン」車内

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 2017(平成29)年にアドベンチャーワールド40周年とJR西日本発足30周年を記念し運行が始まったラッピング車両「パンダくろしお『Smile アドベンチャートレイン』」に続く第2弾。

 新デザインのコンセプトは、持続可能な取り組みと循環型社会。持続可能な幸せを次世代に贈り継承する象徴として、ジャイアントパンダの親子を車両前頭部と1・6号車、ヘッドレストなどにデザインし中心に据える。各車両はSDGsの目標の6つをテーマに、ライオンやキリン、ホッキョクグマなどが人や自然と豊かに暮らす世界を描く。

 初日はくろしお3号、6号、25号、26号で同列車を運行。9時1分に新大阪を出発したくろしお6号は、指定席220席が満席、自由席も約7割の乗車率で、ファミリー層や若いカップルの乗車が多かったという。乗客には、記念に巾着袋とマスクケースを進呈した。途中の停車駅・和歌山駅ではホームに入線する同列車を撮影する鉄道ファンの姿が見られた。

 市内在住の小学男児は「新しいパンダくろしおを撮影しに来た。うまくパンダ親子の写真が撮れた。今度はパンダくろしおに乗って遊びに行きたい」と笑顔を見せる。

 JR西日本和歌山支社の藤原鋭総務企画課長は「新デザインの見どころは車両前頭部の子パンダ。SDGsの目標に合わせた各車両のカラーリングと動物のデザインにも注目してほしい」と話す。「『Smile アドベンチャートレイン』2編成と『サスティナブル Smile トレイン』1編成の計3編成が走り、よりパンダくろしおが身近になった。パンダくろしおともども末永く愛されるよう和歌山のために貢献したい」とも。

 運行期間は2023年冬ごろまで。くろしお3号、6号、25号、26号はパンダくろしお「Smile アドベンチャートレイン」「サスティナブル Smile トレイン」のいずれかの車両で運行。

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