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JRきのくに線・和歌山線でICOCAエリア拡大 車載型IC改札機の運用開始

227系車両に搭載されたIC改札機

227系車両に搭載されたIC改札機

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 JR和歌山線(和歌山~五条駅)ときのくに線(和歌山~紀伊田辺駅)で3月14日、交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」が利用可能になった。

2編成で走る「パンダくろしお」

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 JR西日本は14日のダイヤ改正に合わせ、交通系ICカードの利用を拡大。和歌山県内の交通系ICカード利用エリアは、阪和線および紀勢本線、和歌山線、きのくに線(和歌山~紀伊田辺駅)と同線の特急くろしお号停車駅になった。和歌山線の岩出駅と橋本駅は自動改札機で対応し、ほかの駅は主に新型車両227系内の車載型IC改札機を使う。きのくに線は駅に設置したICカード専用端末で入出場する。

 JR西日本和歌山支社によると、JR西日本管内でのイコカ発行枚数は2019年11月末時点で2200万枚、利用率は約8割。同年9月の発表では、県内でのイコカ利用率は定期券で50パーセント、一般乗降で40パーセントほどという。

 ダイヤ改正に伴い、くろしお3号・6号・25号・26号は「アドベンチャーワールド」(西牟婁郡白浜町堅田)とのコラボ列車「パンダくろしお」での運行になった。

 同社総務企画課の島田真衣さんは「県内の広いエリアでICカードが使えるようになり、一般の利用はもちろん、通勤・通学もより快適になる。電車の利用以外にも毎日の買い物などで、たくさんの人に使っていただきたい」と呼び掛ける。「2編成走るパンダくろしおは、運が良ければどこかですれ違えると思うので楽しみにしてほしい」とも。

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