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和歌山・海南ノビノスで紀三井寺開創1250年記念演劇公演 ネット配信も

主人公香苗役の栗須香練さん(中央)

主人公香苗役の栗須香練さん(中央)

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 紀三井寺(和歌山市紀三井寺)を舞台にした演劇「千年前から、君を探していた」が10月3日・4日、市民交流施設「海南nobinos(ノビノス)」(海南市日方)で上演される。主催は「演劇街道きのくにプロジェクト」。

思い思いのポーズをとる出演メンバーとピアノ生演奏の木谷悦也さん(後列中央)

 今年創建1250年を迎えた紀三井寺を舞台にミステリー仕立ての現代ラブストーリーを展開する同作。主人公は和歌浦出身の音大生・香苗。ピアニストを目指したものの夢を諦めかけている香苗の下に、失踪した恋人から手紙が届く。「僕はまだあそこにいる。僕を探して」というメッセージを頼りに、故郷に帰った香苗の周囲で、人々が失踪する事件が起こる。事件の謎は8月9日の紀三井寺に隠されているという。

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 作品のモチーフは、同寺に伝わる「乙姫伝説」。毎年8月9日に海中でも消えない火・龍灯をもった乙姫が竜宮から訪れるとされ、同寺では1回の参詣で千日分の功徳が得られるという「千日詣」を行っている。劇の終盤では千日詣の様子も再現する。

 公演は「舞台芸術公演における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」にのっとり、出演者を12人、座席数を100席に削減。4日の公演はオンライン配信する。ワンシーンを短く見せるなど、配信でも観客を引き込める工夫をこらす。

 主演で田辺市出身の栗須香練さんは「自分とは正反対のハキハキした主人公・香苗を演じるのは難しいが、観客に共感してもらえる演技をしたい。生と死の対比を見てほしい」と話す。刑事役の坂口勝紀さんは「思わず引き込まれる面白さと若い世代から大人までキュンとするストーリーを幅広い世代に楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 脚本を担当した岩出市出身の金澤寿美代表は「これからは配信がより身近になっていく。東京集中の傾向も弱まり、地方の発信力を強める機会。地元の人を巻き込み、プロ・アマの垣根なく作り上げているプロセスも本作の魅力」と話す。「張り巡らされた伏線がふに落ちる瞬間がある。ラブストーリー好き、サスペンス好きな人にお勧め。地元和歌山の俳優が頑張っている姿をぜひ見てほしい」とも。

 上演は、10月3日=13時、18時、4日=13時、17時。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円、配信=2,000円。チケットはウェブサイトのほか、紀三井寺納経所、海南市観光物産センター(JR海南駅構内)などで取り扱う。

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