和歌山城公園(和歌山市一番丁)で現在、木々が色づき始め、来園者の目を楽しませている。
広さ20万4500平方メートルの同園。照葉樹林や約600本のソメイヨシノ、ツツジ、アジサイ、モミジなど、多くの植物が植えられ四季折々の変化を楽しめる。
園内にある紀州徳川家初代城主・頼宣が西の丸御殿に築いた庭園「紅葉渓庭園」は、その名の通り四季の中で秋が「一番美しい」と評される。池に映る紅葉や茶室から景色を楽しめ、庭園内のイロハモミジが色づき始めた現在、カメラを手に訪れる人の姿が見られる。
和歌山城整備企画課担当者は「例年の見頃は11月下旬から12月上旬。今年は少し早めの色づいてきている」と話す。「7日には立冬を迎え、こも巻きも行った。少しずつ冬の景色になっていく和歌山城を楽しんでもらえれば」とも。