近場の観光プランを作成するワークショップ&セミナー「ご近所観光の楽しみ方」が12月6日、和歌山市民図書館(和歌山市屏風丁)で開催される。主催は、和歌山市、和歌山大学紀伊半島価値共創基幹Kii-Plus(キープラス)、南海電鉄和歌山支社。
和歌山市と和歌山大学は4月から、ポスト・ウィズコロナ社会の観光モデル策定に向け、身近な地域の魅力を再発見する「ご近所観光」を共同研究している。
同セミナーでは、行き先を調べ、出かけ、情報を発信するまでを楽しむことを提案する。当日は、同大学経済学部の藤田和史准教授が「表通りからウラナカへ ディープなご近所新発見」、和歌山の女性団体「waccalla(ワッカラ)」が「まち女子が行く 和歌山ご近所旅」をテーマに、それぞれ20分間の講座を行う。講座後は「ご近所観光手引書」を参考しながら館内の図書などを活用し、実際に観光行程を作成。「ご近所観光」についての意見交換も行う。
市観光課の高崎慎太郎さんは「普段の移動はどうしても車が多く、街の風景を見落としがち。街を歩いて巡ることで発見や驚き、感動がある」と話す。「旅行は、遠方で非日常を味わうことが楽しみだが、近所でも体験できる、近所にしかない楽しみもある。遠くに行きたい人こそ、この機会にご近所散策を楽しんでほしい」とも。
開催時間は9時45分~12時。定員20人(グループ参加は1グループ4人まで)。参加無料。事前申込制。