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和歌山・有田川町で餅花作り 小正月の縁起物、役場や温泉施設などに寄贈

餅花を作る「明日の粟生を考える会」のみなさん

餅花を作る「明日の粟生を考える会」のみなさん

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 小正月(こしょうがつ)の縁起物「餅花(もちばな)」作りが12月2日、旧粟生(あお)小学校(有田川町粟生)で行われた。

紅白の餅をちぎって枝につけた餅花

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 餅花は別名「繭玉(まゆだま)」とも呼ばれ、ヤナギやミズキなどの枝に紅白の餅をちぎって付けた縁起物。1月15日の小正月に、1年の五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈って飾る。

 「明日の粟生を考える会」では約15年前から、餅花を作り、知事室や役場、温泉施設などに寄贈している。この日は10人ほどが集まり、用意した15本の枝に紅白の餅を飾り付けた。

 会長の坂上晴生さんは「清水地域には餅花を作る風習があったが、最近は作る人も減ってしまった。餅花作りは『明日の粟生を考える会』で最初に始めた活動で現在も続けている。毎年、皆さんに『きれいやな』と喜んでいただいている。地域にあるものや昔からの風習などを大切にしていきたい」と話す。

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