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和歌山城公園動物園のツキノワグマ「ベニー」が冬眠 一足先に仕事納め

寝床を整え、おがくずまみれになったベニー

寝床を整え、おがくずまみれになったベニー

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 和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)の動物の園長「ベニー」が12月17日、冬眠に入った。

鼻をのぞかせるベニー

 ベニーは1994(平成6)年に来園した雌のツキノワグマ。体長約1.4メートル、体重約100キロ。2015(平成27)年の「第1回動物園長選挙」で同園初の「動物の園長」に選ばれ、園の広報物に登場するなど活躍している。

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 この日は、日中最高気温は7.4度、みぞれ混じりの雨が降る一日となった。飼育員がおがくずを敷き、寝室の準備を始めるとベニーはクマ舎の扉の前で待機。寝室の扉が開くとゆっくりと中に入り、エサを食べて腹ごしらえし、おがくずをかいて寝床を整えるなど冬支度した。ベニーは冬眠中、おがくずを敷いた寝室で2日に1回程度、サツマイモやバナナ、クマ用ペレットなどを食べ、春を待つという。冬眠期間は3月中旬までの約3カ月間。

 同園によると、一般的に動物園のクマは寒い地方でも通年展示だが、和歌山城公園では1972(昭和47)年にクマの飼育を始めて以降、毎年クマを冬眠させているという。例年、仕事納めの12月28日に冬眠させていたが、推定年齢28歳と高齢になったベニーを気遣い、早めの「仕事納め」を行っている。

 飼育員の結城優里さんは「ベニーには暖かい部屋でゆっくりと今年一年の疲れを癒やしてもらい、桜が咲く頃にまた元気な姿を見せてもらいたい」と話す。「今年は『みさき公園』の動物受け入れなど明るいニュースもあったが、新型コロナウイルスの影響で触れ合いが中止になり、少し物足りない一年になった。コロナが収まったら、また動物たちと触れ合い、楽しんでもらいたい」とも。

 開園時間は9時~17時。火曜休園(12月29日、1月5日除く)。入園無料。